• 藍包丁

    Ai Bocho

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  • 大阪 X 徳島

    藍染めの包丁

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    木の藍染め

    包丁の持ち手(柄)とケース(鞘)の木材を藍染めしています。抗菌性や消臭性があるといわれる日本古来の技術を、徳島の職人が手掛けています。

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    大阪の老舗の刃

    日本最大の刃物どころである大阪・堺の老舗が刃を担当。プロの料理人から調理師学校まで採用されています。

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    職人コラボレーション

    本来出会うことのなかった異業種の職人技のかけあわせは、複数の産地に利益をもたらし、ものづくりの活性化する取り組みです。

  • 包丁の種類

    ペティナイフ、三徳包丁、菜切、薄刃、牛刀、筋引、舟行、出刃、柳刃

    鋼材の種類

    V金1号、V金10号、粉末ダイス鋼、ZA18コバルトステンレス、白紙2号、青紙2号

  • TOP 3

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    新三徳

    一般家庭で最も使われている三徳(さんとく)。ダマスカス紋様と職人による槌目のビジュアル、錆びづらいステンレスが特徴。

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    新万能包丁

    三徳の刃幅をスリムにしたスタイリッシュな1本。ダマスカス紋様と職人による槌目のビジュアル、錆びづらいステンレスが特徴。

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    新ペティ

    三徳よりも短く、小回りがきくペティナイフ。ダマスカス紋様と職人による槌目のビジュアル、錆びづらいステンレスが特徴。

  • 開発ストーリー

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    私は2015年に伝統工芸品の販売を始めました。

    そのなかでも和包丁の切れ味に衝撃を受け、

    これは世界中の人を魅了できると確信しました。

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    なぜなら、切れ味は「正義」だからです。

    切れ味が鋭いと料理が楽しくなる。

    家事の負担を減らすことができる。

    つまり、良い包丁は料理のモチベーションを高め、

    ひとを料理好きにさせてしまう力があるんです。

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    しかし、扱っていくうちに課題も見えてきました。

    当時の和包丁は、長年使っていくと持ち手の柄(え)が腐って割れてしまう問題がありました。

    耐久性の改善は、世界へ打って出るための最初の課題でした。

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    一方で、ビジュアルもなんとかしたいと感じていました。

    銀色の刃に茶系の持ち手、という組み合わせに私は違和感を感じていました。

    寒色系と暖色系が混在するよりも、同系色で統一すべきだと。

    そこで木材の色味をどうにか変えようと模索しました。

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    木材の耐久性を上げて、寒色系の色味にする方法は何か?
    日本の伝統技術を用いた解決策はないか?

    いろいろ考えた結果、たどり着いたのが「藍染め」でした。

    かつて日本では、風邪を引いた時に藍を煎じたものを飲んだと言われています。

    また、農業従事者は藍染めをした衣服を作業をしていたと伝えられています。

    この藍が持つと言われる「抗菌性」「消臭性」「防虫性」を包丁に取り入れたい。

    そこで、持ち手の柄(え)やケースである鞘(さや)を藍染めしよう、と決めたのです。

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    そもそも木を藍染めできる職人はいるのだろうか?

    しばらく探し続けていたのですが、徳島県の職人さんができることを知り会いに行きました。

    さっそく試作を行なってもらい、色味やグラデーションの調整を行いながら

    試行錯誤を繰り返す日々が始まりました。

    ためしに海外のSNSに試作品を投稿したところ、

    あっという間に3000いいね!を獲得。

    私のアイデアが世界にも伝わることを実感した瞬間です。

    そしてアメリカの企業経営者から「独占販売権」がほしいと連絡が。

    丁重にお断りしましたが、翌週には直談判のため急遽来日。

    結局諦めていただいたのですが、「せっかくだから動画をとろう」と、

    ヒルトン新宿の厨房を貸し切って撮影までしてくれました。

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    思い起こすと、決して順風満帆ではありませんでした。

    資金繰りでメンタルは崩壊寸前。

    毎日事務所に寝泊まりしながら、1日16時間働き続けて栄養失調になり、

    救急車で運ばれて入院もしました。

    それでも少しづつ結果が出始め、

    クラファン達成、ヒルナンデスの取材、6カ国輸出へとつながっていきました。

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    こうして私は当初の目的だった「和包丁に新しい機能美を宿す」

    「伝統工芸をアップデートする」を実現することができました。

    何より嬉しかったのは、「うちも藍包丁のようなブランドにしてください」と

    様々な企業からコンサルティングの依頼をいただいたことです。

    こうして私は「日本のものづくりを活性化する」という大きなテーマのもと、

    今日もだれかのブランドのお手伝いをしています。

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    VISION

    私は日本の伝統工芸で世界を驚かせたい思いで、異業種の職人と作品を作っています。

     

    単独の伝統技術だけでは今の時代に合わないこともありますが、複数の技術をかけあわせれば刺激的で面白いプロダクトが誕生します。

     

    これまでお互いに接点がなかった技術、それは遠ければ遠いほど、かけ合わせたの火花は輝きます。

     

    未知との遭遇を楽しむ知的好奇心が、日本のものづくりをアップデートしていくと信じています。